あまり大きな話題にはなっていませんでしたが実はスト6のベータテストにてボタン配置の仕様が明らかになりました。
中編を書きましたので、こちらの記事を読み終えたらどうぞ見てください。
従来のストリートファイターシリーズでは弱中強のパンチボタンと、弱中強のキックボタン、加えて任意の割当ができる2ボタン(L1.L2)で合計8ボタンを扱うことができました。
極論いえば任意ボタンなしの6ボタンで戦えなくもないですし、6ボタンのみで戦ってる現役プレイヤーもいるかと思います。しかしながら同時押しのミスを減らしたり最速の反応をゲーム内で反映できるよう任意ボタンに割当を多くのプレイヤーが行っているのもまた事実。
ゲーム内で同時押しを要求される要素が増えるにつれて任意ボタンが「たった2つでは足りない!どれを割り当てて、どれを切り捨てればいいんだ!」という意見も稀に見受けられました。
最新作となるスト6ではこういった意見に対応すべく、任意ボタンが2つから5つに増え攻撃に11個のボタンが使えるようにました。従来のL1.L2に加えてL3.R3.TP(タッチパッド)ボタンへ攻撃ボタンを割り当てることが出来るように.
ベータテストを体験した身としては「同時押しかつ咄嗟に押すことが常に要求される”インパクトドライブ”(強P+強K)と”パリィ”(中P+中K)」への割当は正直必須かなと思うところです。
そうなると残る3ボタンをどうしようと考えていくところですが、割当の前にまずはコントローラー本体のことを考えねばなりません。
■パッドユーザー
かなり苦労するかなと思います。僕も格ゲーをパッドで始めた身だからこそ分かるのですが、スティック押し込み(L3.R3)というのはスティックで激しい操作をしてると結構な頻度で暴発します。十字キーで操作を行う場合は左の親指がスティックから遠いところに行ってしまうのでこれまた操作難度がかなりあがることになります。正直割当ないほうが良いのではと思います。
デフォルトパッドにはついていませんがScufやエリートコントローラーといったハイエンドモデルには背面ボタンが付いており割当も可能なのでここに、任意ボタンを導入するのが良いかなと思います。今まで設定する需要がないせいか格ゲー界隈で背面ボタンを使いこなす人は見たことがなかったのですが今後は出てくるかもしれませんね。
■アケコンユーザー
これはまず正規品のアケコンで任意ボタン5つをフル活用するのは絶望的だと思います。
99%のアケコンがL3やR3やシェアボタンを手の届きやすいところには配置せず、天板上部や側面に配置しているためです。
現実的なところでスタートボタンが届きやすいところにあるRAPシリーズなどでスタートの部分の割当を変えて、ようやく任意ボタン3つで始められるといったところでしょうか。
■では、どうすればいいのか?
増設しか無いでしょう。ドリルと気合いがあればできます!
サンプルレイアウトとしては、私が昨年制作し今も継続して使っているこの配置でしょうか。(参考記事)
制作コンセプトとしては
・右端と左上にL3/R3/TPを指が届くところに置いてトレモの効率化
・暇してる親指で押せるように弱Kの下に増設。
・何かのときに使える追加ボタン用として中Pのうえに増設。
などを目的とした配置なので少し横長になっています。24φボタンを使っているためにそこまで手の移動は苦になりません。しかしながら対戦に使うことを考えたら手の移動を最小限にするため、一番右に配置したL3.R3は上あたりに移動させたいところです。
サンプルレイアウト2としてHitbox社から出してるCross Upが良い例でしょうか。このアケコンの目的は右手でも上下左右入力を可能とするために追加ボタン4つが設けられてます。通常のアケコンサイズで押しやすさを考えるとここに行き着くのではないでしょうか。
上下左右ボタンの部分をスト6にて増えたL3/R3/シェアボタンに割り当てれば、難無く使うことが出来るでしょう。
上記2つが多くの人に適合するかと思うので自作やオーダメイドする際などには参考に。あとは左側につけるのもありかもしれません。レバーとヒットボックス、どちらにしても小指が暇してる方は小指用ボタンの増設を検討してもいいかもしれません。私は小指への信頼度が低いので今のところは見送りです。右側の操作のように手全体を動かしても操作を器用にこなせる人なら小指限定と言わず色んな場所に増設を検討できるでしょう。
■実際に使うボタンが増えると・・・?
パニクります。慣れて使いこなしたら強いんだろうけど試合中に「あれ?あのボタンどこだ?今自分の手はどこにあるんだ?」となってしまうので私は結局右側で8ボタンより多くのボタンを使う操作に適応することはできませんでした。CPTルールの大会に出る際は上限8ボタンとなってしまうので結果的にはそれで良かった気もするんですが。
しかしスト6では公式が11ボタン操作を認めた以上使わねば損!使いこなすやつにリードを取られては癪と言わざるをえない。発売初期、あるいはベータテストの時点から多ボタン操作で慣れていけば操作の下手さを気にせずに修練に励めるのでやるなら今しかないか!?
中編を書きましたので、こちらの記事を読み終えたらどうぞ見てください。
コメント
コメント一覧
改造用の使用道具まで記載されていて大変助かります。
そこで質問なのですが、スト6はゲーム内の設定ではなく、配線による複合入力や強P2つボタン化に対応していますかね?
改造用の使用道具まで記載されていて大変助かります。
そこで質問なのですが、スト6はゲーム内の設定ではなく、配線による複合入力や強P2つボタン化に対応していますかね?
インパクト用にL1ボタンを2つ用意して、どちらも使用できる環境にしたいと考えています。
もしわかるようでしたらお返事いただければと思います。
配線複合できますよ。大会に出るときはルール的にはアウトですがプライベートで遊ぶ分にはギリセーフかな
配線付き整流ダイオード使うと簡単です
ありがとうございます。
その辺り全く詳しくないので、過去記事漁ってみます!
ちなみに暖簾分けする際の固定方法は、絶縁テープでも問題ないものですか?
なんでも大丈夫ですよ。最悪セロテープでもいけます