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実のところ拡張しなくてもアダプティブ本体に十字キーが付いてるから上下キーを必要とする移動やメニュー操作ができんくはない。だが、スティックがあった方が操作しやすい場面も多いだろう。


アダプティブは握らないコントローラーというコンセプトで作られてるので基本はどこかに置いて使う。置いてる状態で本体の十字キーを操作するときは左手の中指人差し指で上から押すような形で使うことになる。十字キー自体が少し大きめに設計され操作されやすい工夫はなされてるのだがそれでも手や腕を上げた状態で操作し続けるのは負担がやや大きいだろう。やはり肩を下ろした楽な状態や手首などに負担をかけ続けないスティックでの操作をできるようにしていきたい。ということで拡張デバイスの出番だ。

MS公式が出してるPDP One-Handed Joystickは20ドルと非常に安いのだが、国内で取り扱いがない上に海外ストアも品切れが続き入手困難である。
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見た目はまさにWiiのヌンチャクだろう。違いはケーブル方式がUSBになってるところぐらいだ。

他の候補として以下のようなものもある。
オプティマ ジョイスティック
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数少ないアダプティブへの動作を公式保証してる製品であり、多分国産で唯一ジャック接続できるスティック製品なのだが49,500円と高額でとても手が出せない。

入手できないなら代用品をということで槍玉に挙がるのがWiiのヌンチャクだ。
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任天堂お手製ということでスティックの操作感は抜群に良い。

ただし元々はWiiコントローラーとつないで使用する前提なため、独自端子が採用され、このままではアダプティブに繋ぐことはできない。

よって変換アダプターを使用する。幸いなことに老舗のELECOMが出してくれているので千円程度で入手が可能だ。
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Wiiヌンチャクは新品1500円程度、パチもんが700円程度で手に入る。
なお、ブックオフの中古コーナーを眺めると100円で並んでるので、近所にある人はそちらで買うのが良いだろう。

さて、ものを揃えたところで接続を試みる
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アダプタをかましたヌンチャクをアダプティブに繋げるだけだ
LスティックのUSBポートに接続すれば、左スティックとして、
右側にあるRスティックのUSBに接続すれば、右スティックとして機能した。
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動作確認の方法は、画面左下スタートボタン→設定ボタン→デバイス→右上のデバイスとプリンターからControllerを右クリ→ゲームコントローラの設定→プロパティ(P)
これで上記の画面を出して入力の様子を観測できる。

ヌンチャクをLスティックUSBポートに接続中、C/Zボタンも押すと機能するのでアプリからカスタムして好きなキーを割り当てていきたいと思ったのだが初期状態では、Zがスティックの下入力、Cが上入力となっており、マッピング変更をしてしまうとスティックの入力まで巻き込まれてしまうのでボタン割当てはせずに、上下キーとして使える押しボタンとして活用するのが良さそうだ。

ヌンチャクをRスティックUSBポートに接続してると、こちらでは右スティックの動作とは独立してC/Zボタンはスタート/セレクトとして機能する。これならマッピングしてもいいかと思ったが、公式アプリではスタート/セレクトのマッピング変更はできない。(Joytokeyなどで出来るかもだが、長くなりそうなので後日別記事でリトライしてみようと思う)
□Xboxアクセサリ(マッピングアプリ)

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コントローラー本体に付いてるスタートとセレクトは押しにくい小さなボタンであるがゆえに、これもこのまま手元ですぐ押せるボタンとして残しといても良いのではないだろうかと思う。

さて動作確認も取れたところでもう一個変換アダプターを取り寄せてみた。
2個あると何が出来るか?

LスティックとRスティックを同時に使えるようになるのだ!

書き忘れていたがヌンチャクのケーブルはやや短い。しかしUSBアダプタのケーブルが幸いなことに長いので合わせて2m程度の長さになる。

ゆえに足元にアダプティブを置いた状態でも両手で握るスティックを立った状態や座った状態で使えるのだ。

私が座った状態で、コックピット視点のロボゲーをプレイして動かしたときの感動といったらもう・・・ガンダムの操縦席に乗った気分である!いいや!俺がガンダムだ!

まとめ
2つのWiiヌンチャクを揃えるとスティック問題は解決される。
ただヌンチャク2つ使うと両手が塞がっちゃうので、現実的なところでは左スティック+もう片手あるいは足で本体のABボタン操作をするのが良いだろう。
無論、ヌンチャク2つ+足で本体操作というのもゲームによってはありだろう。

また左スティックとして接続したコントローラーは右手で握っても操作が出来るのが良いところだ。左手にハンディを抱えていても気にすること無く遊ぶことが出来る。

ヌンチャク100円+変換アダプタ1000円と、拡張機能を活かせる追加デバイスとして負担は非常に少なく、この方法は全アダプティブコントローラーユーザーに知って欲しいところである。