
普通1~3万するHDMIキャプチャーボードが2000円で買えるだけでも信じられない。怪しさ満載ですが過去幾つもキャプボを発売してきた深センのWii-Star Technology社製ですので、そこまで心配はせずに買ってみました。
2000円キャプボはAliexpressで購入できます。
現在のレートだと送料込みで1800円ぐらい。到着までは1~2週間。パッケージは無地の小型ダンボール。開けると
全体がメタルボディになってるので、汚れが付いたり樹脂劣化でベタついたりすることもなく、地味に高級感もあって中々悪くない見た目です。
そしてディスクの中にはPotplayerとAMCapというソフトが入ってます。
前者は普通の動画再生プレーヤー(いらない)
後者は結構優秀なキャプチャーソフトです。
キャプチャーソフトってのは、メーカー純正の付属ソフト(メーカー製品縛り)を除くと、アマレコなんかが有名で他にも類似ソフトは多いんですが、大体がシェアウェアで課金して購入しないと透かしや録画時間制限、使用日数制限などがあります。なので、無料で縛りのないAMCap導入は結構ありです。
では、実際に使ってみましょう。
ゲームからHDMIケーブルを伸ばしキャプボのHDMIinに接続、キャプボからUSBケーブルをPCへ、
キャプボのHDMIoutからモニターへ。
USBドライバはPCへ接続時、自動インストールされ、パススルーされた映像はちゃんとモニターに表示されました。モニターに表示される映像はPCの動作や録画状況に関わりなく遅延なく表示されます。
しかし4k画質の設定がないとな?仕方ないので公式サイトを見てみると・・・
そして録画は1080pまでだよと書いてあった。どちらも30Hz(30fps)制限。
せっかくの4kや高画質録画のフレームレートが落ちてしまうとは・・・
と残念がるところですが、実はほとんどのキャプボはこの仕様です。720pまでなら60fps録画ができるので、ちょっと画質を下げてヌルヌルにするか、ヌルヌル感を犠牲にして映像を綺麗にするかの二択です。
720pと1080pでどのぐらいが差が出るかと言うと

1080p/30Hzだとこれがクッキリ読み取れるようになります。ただし再生中の滑らかさは落ちます。
結構大きな違いなので、良いとこ取りできないかと思うのですが、このキャプボではこれが限界。15000円以上の最新高級キャプボなら1080p/60fps録画ができたりもするんで高みを目指すなら格安に頼っちゃダメです。
ゲーム側が60fps安定しないから取りこぼしてるのかキャプボの品質依存なのかはちょっと断言できないが多分前者。58フレームしか出てないゲームを60フレームで録画したら1秒で2フレーム損失が起きるよねということだと思われる。
そうそう、PS4ではネタバレ区間やフレンドメッセージが飛んでくるたびに映像が途切れてしまう配信者や動画製作者泣かせのHDCPですが、このキャプボ、どうやらそれを無効にできてる?
HDCPの無効化は1万円以上のほんの一部のキャプボか、2000円ぐらいの中華製分配器を使わないといけなかったので、分配器の値段で出来ちゃうだなんて知る人が見れば感動です。
まとめ
・普通?いやちょっと凄いキャプボだった。
・見た目が意外と良い。コンパクトなところもGood。
・4k対応は嘘ではないが・・・・ちょっと期待はずれ
・表示遅延なしのパススルーに対応してるのでゲーマーにオススメ!
・HDCP無効化は最強の証。使い勝手がかなり良くなる
・2000円だが1万円相当のキャプボと同等以上の品質
・高級機の機能1080p/60fpsがないのでプロ品質を求める人には不向き
既にキャプボ持ってる人が買う必要はありませんが、欲しいけど高いのはちょっとなぁと我慢していた人は、試してもいいかもしれません。
■公式サイト
■販売ページ
Aliexpress初回利用者向けクーポンも貼っておきます。
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