
俺に許された練習時間は終業後から大会が開始するまでの1時間しかなかった。
しかしそんな些細なことは関係ない。出るからにはテッペンを狙いに行く。そのための準備は年単位でやってきた。
具体的に言うと、多キャラを使う。レアキャラを使うの2つだ。口で言うのは簡単だがこの2つを高い次元で完成させてるやつはそうはいない。レアキャラというのは総じて弱い。強キャラを使ったほうが勝ちやすいことに間違いはないが、強キャラは使い手も多いゆえに対策もされやすく、対策の対策など読み合いの回し方を高度に行えないと上には勝てない
無論1キャラしか使ってこないと分かればどんなキャラを使おうが対策はされる。
しかし3キャラも同時に対策するのは困難である。
つまりは俺は対策するけど相手には対策させねえよという戦略だ
自在に使い分けれるギルエドベガの3枚の手札、これは世界で俺だけの武器である。
さて、トーナメントに参加したのはトッププロを多数含んだ40人弱ほどだったか。普段より少ないのは参加メンバーの層の高さが原因であろう。ハッキリ言って俺の名前がここにあるのも場違い感があっただろう。
トーナメント表が公開された。
まずは一回戦で軽く実戦のカンを取り戻していきてえな等と考えていたら、初戦の相手はアルマスのおびだった。
アルマスってのがどんぐらい凄いかっていうとゲーム内の世界ランキングで上位200人に入る猛者ってところだ。
俺はタメ息を1つついた後に勝てたと想定し2回戦の相手を見た。となりの山にはにゃんぴVSマゴの名前が並んでいた。
俺は叫んだ。そして落ち着いて戦力分析を開始した。名前は知っていたがにゃんぴが実際どういう闘い方をするか知らなかったのでTwitchのアーカイブを観に行ったのだが上手かった。
正直言ってマゴを撃破し、そして俺を倒す可能性があると感じた
少ない練習時間、俺はおびもマゴもいるのにトレモのキャラをかりんにして対にゃんぴ対策を始めた。おびマゴをナメていたわけではない。こいつらの使うキャラの対策は既にある程度完成していたので優先度が落ちた形だ。
20:00 大会が始まった。おびベガを前にして魔王監督は悩んだ。3枚の手札のうち、一番やり込んでるギルを出すにはあまりにもキャラ差が酷い組み合わせだ。ベガを出すと練度勝負になるか運ゲーの泥仕合になるゆえ悔いが残る。ゆえにエドを起用した。
内容は終始悪かったが、案の定というべきかレアキャラ固有の対策されてないというただ一点を突き劣勢からの逆転をもぎ取り勝利することが出来た。
めちゃめちゃ嬉しかった。ただ勝つだけでなく強い奴を大会で倒したという事実が俺の魂を揺さぶってきた。
さて2回戦の相手はどうなるだろうか。潜り込ませた斥候が対戦履歴から調べ報告をあげてきた。なんと現在1-1の接戦とのこと。にゃんぴやるやんけ!本物か?
と考えていたのも束の間。2-0マゴ勝利というアナウンスがあった。どうもラグチェックで1試合流したものがあったようだ。
やはり俺の前に立ち塞がるのはマゴさん、あんたか。
俺マゴさんのプレイ大好きだから、キャミィとかりん使わないけど欠かさず観てるよ。話したことなんて事務的な案内をしてもらったときの2.3回だけど師匠だと思ってる。
「マゴさん、俺の成長をみてくれ。全てをぶつけさせてもらう!」
ピッコロさんの前でセルゲームに挑む悟飯に俺はなった。
一番やり込んでいたギルをチョイス。キャミィ読みだったのだが、かりんを出された。
関係ねえ。かなり緊張していたが脳は冷静だった。無駄な動きを最小限に鍔迫り合いのように試合は動いていった
ギルには中パン一発入るだけで試合が決まる一撃必殺の奥義がある。戦力分析のために開幕の1R目でこれを使い対策されてるかの確認をし、なんとされていないのかぶっ刺さり勝利した!
まだ1Rを取っただけだ。油断するなと自分を言い聞かせ再びマゴさんをあとワンパンチ圏内というところまで追い込み、俺は奥義カイザーフェニックスで最後の一撃を格好良く決めようと欲を出した。初見なら絶対食らうものだったのだが過去一度だけランクマッチで闘った際にみせてしまったのを思い出した。
真のプロに同じ技が二度通じることはない。それを痛感させられた。マゴさんの中にはポップが居たのだ。
このたった一度の攻防で俺のメンタルは崩壊した。勝ちたい気持ちでエドにバトンタッチしたが砕かれた心は修復することは叶わず、良いところもなくその後の試合も落とし0-2。続くルーザーズでのshuto戦は一本取られときにキャラチェンジをするという自分の武器すら忘れ0-2。
実力差はあれど牙は届いたのだ。そこに喜びはあるのだが、それだけに負けたのが死ぬほど悔しい。負けた記憶など忘却してしまえばいい。しかし、この悔しさが俺を強くする。なので忘れぬよう記録しておく。
俺が無様に負けるところが観れるので俺のことが嫌いなやつは見て笑い、悪い評価でもつけておくといい
https://twitter.com/Maoh_Reba/status/1318858034014138368?s=19
https://twitter.com/Maoh_Reba/status/1318875778990317568?s=19
コメント
コメント一覧
よくウメハラ氏は発言している。
受け取られ方は人それぞれだけど
ブログ主はマゴ氏と戦えれるところまでは
行けるぐらいの強さがあるから
「女性ゲーマー云々を語る資格がある」と
"思い込んでいる"と思われる可能性もある。
はっきり言うと前の記事2つでもうこのサイトを見る
ユーザーにバイアスが掛かっている。
普通にマゴ氏の強さを称えるべき文章なんだろうけど、
もう正当な評価では見てくれない。
好きとか嫌いとかの感情論ではなく、論理的に。
なんというか、ガジェットとアケコンだけを話題に
してたほうがいい気がする。
なんかもう、こんな事を書かれても
「ふーん、そうなんだ」ぐらいの感想しか出ない。
昔は複数のサイトを作ったりとかして藻掻いている姿を
見てるし、マゴ氏と戦って前にも強さを痛感した記事を見ている。
だけど、炎上して盛り上がったけど、
やはり女性ゲーマーの記事がひどすぎた。
少し調べればわかることもロクに調べず、
自分の言いたいことだけを羅列して、
ただ燃えて、燃えカスだけになった。
まずは鉄拳7の女性ゲーマーを分析することから
まとめたほうが良かったな。それがないから
冒頭の時点で説得力が皆無になった。
まぁ、もうなかったことにはできそうにないから姿を消すか、
格ゲーマーは性格が悪いから一生擦られ続けるかしかない。
そんな中でこんな記事を書かれても、中和もクソもないんだよな。
一つだけ逆転要素があるとすれば、冒頭でも述べたように
勝って市民権を得るしかない。
だからまぁ、とりあえず
マゴ氏に勝てるように頑張ってちょうだい。
そしたら公正な目でブログ主を見てくれると思いますよ。
よく見てるね。そのとおり。全肯定してもいいぐらい良いコメント。
鉄拳に関してはマジでなんも知らないから、軽く調べた程度でまとめてしまうと、にわかがネットで分かることだけ語って何言ってんだって言われるし、俺自身がそんな中途半端なものを書きたくないと思うから書いてなかったんだよ。
別に炎上云々関係なく、勝ったやつが認められて、負けたやつは認められない
そういう厳しいところがこのゲームの良いところであり俺が好きなところでもある
だから勝つまで頑張るんだよ
他のコメントの方が言うようにブログたたんで消えたほうがええかもしれませんね。