
「Wireless Fighting Board」使い方の解説。ここでしか書かれてないことも盛り沢山です。
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■【前編】Bluetooth接続できる自作アケコン向け基板「Wireless Fighting Board」の取付作業に挑戦
まず、基本として普通のコントローラーと同様にPCでもPS4でもケーブルをさすだけで使えます。
一度使った機器に対しては、以降USBケーブルを抜いた状態でもPSボタンを押せばコントローラーの電源が付いて自動ペアリングされて使えます。
WFBの仕様は限りなく、モノホンのDS4(純正コントローラー)に近いものとなっており、なんとPSボタンを押せばPS4の電源が点きます!(これは今までの社外製コントローラーには再現されることのなかった神機能です)
いちいち椅子から立ってTV下に置いてるゲーム機のとこまで行く必要が無くなったのはでかい!
また、USBケーブル接続中は有線接続扱いなので、入力遅延もより軽減されます。Bluetoothでも全然遅延を感じないので、どちらの用途でも快適に使えますね。
なおPCに普通にさすと、PS4モードで接続されDinput扱いになります。
大半のゲームにおいては問題ないのですが、ストVのようなXinputのみにしかデフォルトで対応してないゲームを遊ぶときは一手間必要になり大変面倒です。(記事参照)
初回のみの設定なので大したことはないと思うかもしれませんが、最近は対戦会や大会などでPCが使われることも多いので、Xinputという設定不要のPC向けデバイスとして認識させとくのが最適解となっています。(Victrixなどはこれが出来ないのが、そこが唯一の欠点とも言われています)
WFBをXinputモードにする方法が、どの解説サイトにもPDFマニュアルにもなかったので出来ないのかと思ってたんですが、ちゃんと出来ました。
以下のボタンを押した状態でUSBケーブルをゲーム機あるいはPCに接続でモード切り替えができます。
PS3モードは□
PS4モードは△
Switchモードは☓
PC(Xinput)モードは◯
これで対戦会に行くときも安心ですね。PCに繋ぐときは◯を押しながらと覚えておきましょう。
サラッと書いてますが、Switchにも対応しています。別機種用のアケコンを用意しないで済むのはGOODポイント。
ここまでが表の使い方。ここから裏の使い方解説です。
先述の通り、WFBはDS4に近い扱いとなっているので・・・・
最近、DS4での操作に対応したiOS(iPhone/iPad)でも使えるのでは・・・?
と調べたところ、なんと使えました。(検証者のツイート)
ということはAndroidでも・・・?
使えました。ただ、どちらの場合も対応してるゲームがまだまだ少ないので、用途は限られそうです。
どうやってスマホと接続するの?と思うかもしれませんが、WFBには実はペアリングモードという5つ目の神機能が隠されているのでこれでBluetoothデバイスとして登録して使えるようにします。
ペアリングモードのやり方は
Share+△+PSの3つを同時押しで2秒以上
WirelessControllerという名前で表示されます。
スマホの設定画面のBluetooth機器登録でこれを選べば、対応ゲームで遊ぶことが出来ます。
スマホでこんなに手軽に使えるアケコンって多分初めてなので正直感動してます。
以上、終わり!
いや待て!あと1つDS4が使えるゲーム機があるじゃないか!
名作あふれるPSPとVitaとPSアーカイブスのゲームをHDMI出力させて遊べる設計でしたが投げ売りされるほど売れなかったことでも有名です。
もともとはDS3にしか対応していなかったのですが、後にPS4が発売され同社の製品ということでアプデでDS4にも対応されました。
本体にUSBポートがあるのでアケコンも使える!と思いきや、認証が厳しくDS3/DS4しか使えないという落とし穴があり、格ゲー/音ゲー勢から見放されることに
裏技的にTitan Oneというコンバーターを使う手がありましたが、無駄に高いのでオススメはしにくい
そんな中でこれですよ。DS4と同等機能をもつWFBの登場です。
使えるか気になって仕方がないのですが、VitaTVは断捨離で手放していたので、持ってる人に検証を依頼。
結果はなんと◎!これは相当需要があると思う。革命です。
この発見から、2つの思いつきが生まれる。
PS3モードもあるし、DS3が使えるPSP goでもいけるのでは?
ノーマルVitaでも使えないかな?
PSP goは我が家では現役なのでサクッと調べてみました。
ペアリングにはPS3にgoとPS3モードにしたWFBコンを接続し中継させて登録処理をやるのですが結果は☓。登録最終段階までは行けたのだがそこまで。なお、PS3とペアリング後、電源が落ちたPS3をPSボタンポチで起動するのはできる。
次にノーマルVita。VitaにはBluetooth機能が付いてるのだが、これはキーボードやヘッドセット向けで、実はDS4にはシステム的に対応していない。
しかしBluetoothがあり、OSがほぼ同じVitaTVのほうで使えるということで、ds4vitaというプラグインを開発され、これを導入することで非公式ながら、DS4をノーマルVitaでペアリングして使えるようになる。
試してみたところ、ペアリング画面にて登録エラーのポップが一度出るが、登録は出来てるようで画面を戻してPSボタンを押せば接続され
操作が可能になりました!
以後はPSボタンを一度押すだけで自動接続されDS4となんら変わらぬ接続仕様に。
Vitaでアケコン使えるの感動だわ。VitaTVもいける pic.twitter.com/5avn7yjH7G
— Maoh (@Maoh_Reba) October 2, 2020
ノーマルでもいけちゃうとは優秀過ぎる。手のひらサイズの画面でアルカプやストクロや電撃やDIVAやぷよテトをアケコンで遊べてしまいます。リモートプレイではないので操作遅延もなし!
さて、ここまでの調査と、基本仕様をまとめると
・PS3/PS4/Switch/PC(Xinput)/Android/iOS/PSVita/VitaTVで動作・ペアリング後はPSボタンで本体電源を入れることも可能(PS3/PS4)・Bluetoothによるワイヤレス接続/ケーブルでの有線接続の二種に対応・バッテリー、配線類は別売り・入力遅延はUFBに僅かに劣るが並のアケコンは抜き去るほどの優秀さ・Xbox系ハードには非対応・電池残量は純正コンと同様に右上などに表示され切れそうなときは警告が出る・他の基板に比べパーツは多いが取り付け難度はさほど高くはない(アンテナとサブ基板の穴あけ加工ぐらい)・サブ基板にはイヤホンジャックあり、ヘッドセット(4極)ならマイクにも対応。
といったところです。最上位基板のUFBでも出来ないiOSやVitaに対応してるのが中々面白いところです。AFBの特徴だったイヤホンジャック付きサブ基板もあるので弱点が見当たらない・・・。
個人的には最高の基板な気がします。
WFBは千石電商やAmazonなど国内通販でも取り扱いがありますが、コードやバッテリーもついてるお得なセットを注文できるAliexpressがオススメです。Wireless Fighting Board 販売リンクオプション系
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