シリーズ経験者なら分かると思うけど空の軌跡3rdを彷彿とさせるファンディスクでしたね。
ファンディスクってのは別に悪い意味ではない。
ゼムリア大陸でのお話に区切りを付け、次回作への伏線を散りばめてくれた本作でしたが個人的には大満足しております。ただ時系列的にはあまり全体の物語は進行してないし、ビッグな新キャラもあまり居ない。ゆえにファンディスク。
真面目にノーマル以上選んでる人には文句を言われるかも知れませんが、難易度VERYEASYにしてサクサク進んでいきました。
固いザコ敵とバトルを楽しむのも良いんだけど、英雄や剣聖の粋に達した主人公達がボス以外に無双できないのはおかしいでしょ。ならばと難易度で調整。なのでバトルバランスやヴァリアントレイジとかの感想はあまりない。一通りSクラフトを見てあとはオシでゴリ押ししてっただけなので。
まず良かったとこから語っていこう。
■30分で満足できる濃厚なEpilogue
エピローグだけで「良いゲームだった。ファルコムありがとー」という気分になれた。
能力的に未熟なユウナをどう支援課で活躍させるのかと思ったらなるほどー!うおー!
■クリア後の平和な世界を見回れるという序盤
■ハイスピードモードと早送りの実装

これは神。好みじゃないイベントや、まどろっこしい移動シーンなどをサクッと済ませられる。
これが無かったら評価30点ぐらい変わってたかも知れない。
黒イリアのシュールな舞のシーンとか見てて辛くなったけど、飛ばせばなんてことない。
戦闘もだいぶ省略できて、移動シーンではもう瞬歩で移動できて、効率良くプレイしてる感が凄い出て気持ちよくプレイできた。もう馬もバイクも要らないね。
次回作移行も導入を継続して欲しいシステム。
■LV100から始まる無双物語

もう主人公達が最初から強くて楽しいね。ノーマル以上にしてたら敵も強いからあれなんだろうけど。今回はシリーズで多分初めてレベルキャップシステムが導入されて章ごとに上限LVが決まってたみたいなんですが最大は200かな。LV以外のやりこみ要素も多く、長く遊べる工夫が随所にみられました。
ミニゲームはねー、頑張って作ってくれてるのは分かるんだけど、あんまりハマれるのがやっぱり無くてカジノゲームをちょこっとこなしたぐらいでした。
まじかるアリサは中々グラは良かったけど内容はう~ん。
■Cの正体
セドリック予想だったんですがハズレましたねー。PVでルーファスとCがバトってるカットがあったんで見事に引っ掛けられました。「おまえかー」と思いつつ、前作までで一番のヘイトを集めてたキャラなだけに私も、最初はあまり好きじゃなかったんですが終わってみれば、「あんたがCで良かったよ!カンパ~イ!」って気分になれた。
■クロスストーリーシステム
今後もこの規模の作品を作るときは取り入れて欲しいと思う。
■庭園システム
まんま3rdの扉システムと庭の流用でしたが、それがいい。世間的には叩かれてる傾向もあったそうですが、私は好きでしたよ扉システム。
キャラが多いせいで本編にイベント組み込むと蛇足だの引き伸ばしだの不要だの言われてしまうところですが、好きなタイミングで好きなキャラのを掘り下げて見ていけるなら文句も出ないでしょう。
■ギャラリー機能
■空メンツの扱い
閃Ⅳでは大活躍でしたが、今回はかなり抑え目。正直出なくても差し支えないけどファンサービスでの登場に近い印象でした。事前情報見るにプレイアブルで使えない可能性もあったので、正直出てくれて嬉しい気持ちもあったけど、他の主人公達を喰っちゃわない?と心配も。ほぼほぼ援護係だったので取り越し苦労でした。アイスのイベントはニヤッとできて良かった。
■クロスベルのカムバックキャラ達の活躍
ディーターやイアン先生やガルシア達を見れてメッチャ嬉しい気持ちになれた。
■評価できるグラ

閃4時点で完成されたといってもいい現状のグラですが、閃1閃2の、のっぺり顔からよくぞここまでと思える進化具合で満足しています。男性陣はカッコよく、女性陣は美しいor可愛いと見ていて思えるようになったのはデカイ。
次回作は新エンジン使うらしいのでもっと良くなるので期待も膨らみますね。
■閃ⅣEDの分岐の活用
当時プレイしてたときは正直いる~?って思ってたんですが、ここにきて良い使い方してくれましたね。ベッタベタなんですがそれが軌跡なので文句なし!
■ロイドVSマクバーンの激突
やっぱねークロスオーバー作品の見所といえばコレっすよ!
本来あり得なかった組み合わせの対決!
ワクドキで見れたね。観るのに集中しすぎてキャプチャは忘れました。
■何かを見つけた主人公達
英雄と呼ばれるほど活躍してしまったせいで忘れていた支援課の在り方を思い出したロイド、自己犠牲で解決してきた中で負った責任との向き合い方が分からなかったが、周りを幸せにするためには自分も幸せにならないとと気づけたリィン、仲間を得たことで自分の存在意義を見つけたルーファス。
ストーリーの中で成長が垣間見えてすんごい良かったよ
■ベッタベタな王道ストーリー
初期の偽ルーファスが強すぎるとか、敵連中の追撃が甘いとかね、ツッコミどころはご都合主義感が強いところが、そりゃあ多少はあるけど、そんな卑劣な展開は王道には不要!とは言わんばかりの展開が続きましたねー。締めは全部、何故か空中浮遊してからのうおーーーー!これが良い。
ただ、ギアスのオマージュ?パクリとも思えるシーンが多用されてしまったのはあかんかもしれない
■キャラ多すぎ問題
歴史のある作品ですから仕方ない。でもこういう集合シーンはやっぱ熱くなれるから楽しい。
■カッコ良すぎるロイド
以降は黙ってられないポイントのお話。
■対決前確認はやめろ!

これいる~?要らないでしょ!うっかり踏み入れたエリアやイベントから続くいきなりの強敵戦とかでさー、「やべー体力ねえよ~、初手回復からかー」「こいつLv上げしてないやつなんだけどぉ~(泣)」
とかちょっと焦るのもRPGの醍醐味だと思うんだよ。あとこの先は怪しい雰囲気がある!とか警戒して準備を始めたり、カンを活かす所がほしいよね。
「次はイベント戦です、準備をしてください」なんてアナウンスはさー、熱くなってきた気分がちょっと冷めるからやめてほしい。
■撃破条件のポップアップはやめろ!

これは本気で冷める。どの戦いにもヒリヒリとギリギリ感がほしいよね。
「こいつ倒し切るには何ターンかけなくちゃいけないんだ・・・・」「強すぎるだよ即死かよ・・・はーリセットしてやり直すか・・・お・・・なんだ負けイベかい!」「ゼラムパウダー使うか?いやでもこの先もボス居るだろうしなぁ~うーん」っていう気持ちを味あわせてほしい。
条件があるのはいいよ?でもね、告知はダメ。「倒しきってないのになんか画面が切り替わったぞ?ん?」とか驚いて気づいてく分には良いんだよ。お願いだから熱を保たせて欲しい。
■パッケージ詐欺!
エンディング終わるまで、いつ出てくるんだよこのパッケージの麗人はよぉーと思ってプレイしてたんですが出てこなくて「うわーこれはまさかの二週目限定イベントかランダム率の高そうな封印石集めをこなさないと観れないパターンか?」と思ってたら、まあ簡単に見れたんですが、出番が少ないよ!もっと盟主ちゃん見せて!
■模倣義体の登場

これあかんくない?聖女とかワイスマンとかも作られる可能性ありそうでちょっと嫌だなーと。本作限りの一発ネタにとどめてほしい所。
■アニメOPの廃止
今回はイベントシーンの繋ぎ合わせでした。別にこれが悪いとは言わないけども、シリーズの歴史というか様式美的なものとしてキレイなイラストが動くアニメPV期待してたんけどねぇ。未だに過去作のPV時々観てます。
■賛否両論ありそうなスウィンとナーディア
作中での扱いがちょっと微妙?まあ、主人公が3人居る中でよく活躍してくれたと思います。ゆえにナーディアを可愛いと思えないとまとめて嫌いになりそうな組み合わせでしたね。私は好きになれたんで、スウィンも好青年として良い印象を抱いてます。
次回作以降でどう関わってくるかでまた評価が変わりそうな気がしますが、インフレキャラのルーファスと行動を共にする以上、主人公組には入らないでしょう。中々扱いが難しいポジションですね。
■敵キャラに魅力が皆無
敵も含めて魅力的なキャラが多いのが軌跡だったと思うんですが今回は、設定上仕方ない所あれど、イマイチでしたね。やっぱ結社が本気で絡んできてくれないとダメってことか!
-次回作の話-
次回作は遂に待ちに待った共和国編らしいですねー。
ということは、あの不遇のジンさんが出てくるのか?
今回出番のなかったキリカは確実に参戦するでしょう。
次の主人公は多分、遊撃士かなーと予想。もしかしたら軍人君もありえるか?

カルバートの新大統領は、あんまりボス顔って感じじゃないですが盟主に接触してくるあたり能力は高そうですねー。裏に誰かやべえやつが居そうな予感がします。

カルバートの新大統領は、あんまりボス顔って感じじゃないですが盟主に接触してくるあたり能力は高そうですねー。裏に誰かやべえやつが居そうな予感がします。
閃Ⅳでこの世界は箱庭説があるって話がちょろっと出ましたが、その掘り下げは本作ではあまり無かったですね。次回作で果たして語れるのか?気になるところです。
ファルコムはここのところ2年に一回ペースぐらいでシリーズ出してくれてるので次回作は2022年ぐらいになるのかな。あれか時期的にPS4で出るとことはないだろうからPS5かな!
グラへのハードルが高くなりそうですが頑張って欲しいです。
個人的には★4.5ぐらいなんだけど、世間の評価は多分★2~★3で落ち着きそう。

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