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アクリル以上に頑丈でベニヤ以上に加工しやすい素材”アルポリック”(アルポリック)を以前教えてもらったのでトライしてみた。


以前作ったベニヤ天板の刃をベースにしていく。

今回使うアルポリックは個人の装備でもカットも出来なくはないが正確に切るのはやはり大変なのでオーダー時に指定サイズに切ってもらえるところで注文してみた。
今回はアルミ複合板 販売センターを使うことに。
ファイティングエッジ刃用と純正Hitbox用の2つを注文。
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アルポリックの中にも細かい派生がある模様。
価格差が出てるのはサイズよりも素材の差である。
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GW直前に注文したため届くのに時間がかかったが大阪に拠点を置いてるショップなので普通なら2~3日で届くと思われる。
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正面からわからないが側面から見ると確かに複数の層により組み合わされてるのが分かる。
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乗っけてサイズに問題がないことを確認。もう1mm横伸ばしても良かったかもしれない。
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元の天板をベースにネジ穴とホームボタンまわりを油性ペンでマーキング
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マーキングするときは必要な穴の大きさの円と中心に点、あとズレないようにテープで簡易固定すると良い。
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天板裏面からボタンを作れるスペースをマーキング
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アバウトでも良いが純正の使用感をそのままに作りたいので純正天板(ぶっ壊れたHitboxから引き抜き保管していたもの)をかぶせながらボタン位置を考えていく。
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手を重ねてイメージしながら消しては書き足し、ベストな配置を探っていく。この瞬間が作業の中で一番楽しかった。
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決まったら極細ドリルで下穴を開けて→太めに切り替え穴を拡張→ホールソーで24Φサイズの穴を開けるの順で作業。
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以前記事で丁寧な穴あけ加工のアドバイスをもらった。片面から一気にホールソーで押し込むんじゃなくて半分くらいの深さまで削ったら今度は反対の面からもホールソーで通してくと削りのムラが無くなって良いよと助言どおりにやったのだが、押し込む深度も半分になり実に効果的だった。
また、今回は削りやすいながらも強度抜群のアルポリックだったこともありヒビ割れの心配なく加工ができてスムーズに進んだ。
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中央下部だけガワに重なってしまいボタンがハメれない位置になっている
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ここは無くなっても問題ないので切り取る。ペンチでもぎ取ってもいいが、ボタン一個分のスペースなのでホールソーで切り取った。
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ファイティングエッジ刃の天板の固定には六角ネジが用いられているのだが、六角レンチを毎回用意するのが面倒なので手軽に取りやすいよう普通のドライバーで外せるネジに切り替えることに。
ホームセンターで売ってるM4サイズの20mmで大丈夫。
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六角ネジはもう錆々で真っ黒(笑)。本当はネジも真っ白に塗ったり出来ると洗練された形になるんだが今回は省略。スプレーとかでさくっと出来そうな気もするから今度試してみよう。
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ボタンをハメて終わり。交換中に爪が折れて破損したりでありあわせのボタンになってしまったので配色がイマイチに・・・
そのうちとっかえよう。あとネジ6本必要なのに4本入りだったから2本足らない(笑)これも買いたさなきゃ・・・
配色とネジ不足以外完璧だと思ったのもつかのま
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ホームボタンの穴がデカすぎたー(泣)
使う分には困らないんだけどホコリとかが詰まってきたらいやだなぁ。

気を取り直して完成したボタン配置と配線についてのお話をしよう
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純正だと上ボタンにあたる位置は30Φなのだが今回は24Φで作ってみた。大きい意味あるのって疑問に思ってたのでそれを確かめるお試し感覚である。
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前回はこんな感じでサブボタンの1つを横に伸ばす形でセットして、下に伸ばした追加ボタンは□と✕の間に来るようにしてたのだがこれは非常にやりにくかった。まず横のボタンは手全体を横移動しなくちゃいけないので基本ポジションから大きく外れて元の位置に手を戻すタイムラグが発生し、また元の位置を探ろうと見失うこともあり慣れる気がしなかった。
下の追加ボタンは親指で押す予定だったのだが基本ポジションから押そうとすると親指を手の内に収める形で限界まで曲げないといけないのでこれもまた非常に押しづらく使い物にならなかった。
基本ポジションでもある↓私の指の置き方。たまーに薬指を使う程度で、99%の作業を人差し指と中指だけで行ってる。
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反省を活かし生まれたのがこれ!横がダメなら縦だ!ということで中指の上に来るようにサブボタンを配置。
親指で押したいボタンは以前よりも左に配置し無理なく押せるようにしてみた。タッチパッドボタン/R3/L3のトレモ3種の神器ボタンを基本ポジションから届きやすいところに置くことでトレモ効率も上昇!側面や天板上部にあると手の移動が必須で面倒ですからね。
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そして配線にも一工夫ならぬ超工夫を。
私がメインにやってるストVではゲーム内のキャラセレ画面前で行うキーコンフィグにてL1とL2にあたるボタンのところをみんな思うがままに設定するのですが、それゆえにみんな違うボタン配置でプレイしているので、対戦会などで交代で台を使用するときにキーコンフィグ設定画面まで戻るのが必須であり、再戦開始までいく時間が面倒でもったいないので、もう裏で最初から配線で必要なボタンをセットしてしまおうと思いついた。

自分の前に座ってた人が何をL1にセットしていようと私のアケコンを刺せばそのL1のところは”R1+R2”になるのでキーコンフィグが不要に!
前に座ってた人が同じキャラ使いなら再戦ボタンを押して5秒で試合を開始できるし、そうでなくてもキーコンフィグすっ飛ばしてキャラセレから始められるのでコンフィグから始めるのに比べて1分ほど短縮できる。
※L2を私は使ってないのでここはデフォのままに。

僅かな時間の短縮ですが格ゲーは何百何千と試合を重ねていくゲームなのでこういった裏ワザ的短縮術で効率化を図っていくのも面白いかなと思います。

ただし、裏側配線による同時押しボタンの設定はEVO(世界大会)などでは禁止されてるので出る大会やイベントによっては参加前に元の配線に戻しておきましょう。すぐに戻せるように裏側のガワの端にでも元の配線をテープ止めしとくと良いでしょう。

同時押し配線は作るのに一工夫必要なので、そのうち記事で解説を書こうと思います。

肝心の使用感について
サブボタンの配置はまだまだ慣れないものの以前に比べれば格段に押しやすくなってるので近い内に形になるだろうという確信があります。
アルポリ天板の触り心地は学校の机や会議室の机に近い感じがあります。ツルツルすべすべなのでシールも貼りやすくスキンを貼ろうかなとも思ったのですが標準の白があまりにもキレイで触り心地良くガワとの色合いも良好だったためそのままで使うことに。指紋が目立たないのも良いところ。

計測し忘れたけどアクリルよりも軽いので元の刃に比べて軽量化も図れてるとおもいます。
アルポリは、なかなかに満足できる素材だったのでクリアー素材を求めるとき以外はお世話になることが多くなりそうです。