今まで簡潔な説明しかしてなかったので自作したいけど全くわからない初心者には読み取りにくいところもあったかもしれないと思い、もっと根本的なとこから今回は解説してみよう。
アケコン作りの大前提として、アケコンやパッドから取り出した基板を流用する方法と、自作勢向けに販売されているBrook製の基板を使う二種類がある。
Brook基板を使用する際にはドライバーとハサミとペンチ(全部百均でいい)と配線コードとファストン端子があれば済むので非常に簡単安上がりで制作ができる。ハンダ使用時の難易度を中学生レベルとするならこちらは線を作るだけなので小学校の図工レベルと言えよう。難しそうと身構える必要はない。
今回はBrook基板を用いて解説するが、基板もボタンも原理は全て同じである。
退屈な講義中の暇をみて作った簡易的な図で説明しよう。
例えばPSボタンを作ろうとしよう。
まず基板にPSと印字されているところがあるので、そこに線を接続。線の反対側にはボタンの片側を接続する。
ボタンのもう片方にも線を接続。こちらは基板のGND側と接続(グランドと読む)
GNDは電気信号の帰り道や逃げ道やマイナス側なんていわれたりするが、要するにここに信号が届けばゲーム画面に入力が反映されるわけだ。
これがボタンの仕組みの基本である。
ただし、基板にはケーブル1~2本分しか差し込む隙間がないので3~20本分の線をまとめてることは一見出来ないようになってる。
レバーの配線はUP,DOWN,LEFT.RIGHTと書かれた部分とGNDの5箇所に、400~500円で市販されてるこのハーネスと呼ばれる部品を取り付ければ良い。
元のアケコンに付いてるものを流用(必要なら先端の被覆をハサミで剥く)などしても良い。
Hitbox作りたい人はハーネスを使わずに、先述の手順と同じ感覚で4つのボタン作ればOKです。
ここまで来るとマニュアルの画像の意味を掴むことも出来るのではないだろうか。
Brook基板ならば差し込めばいいだけだが、コントローラー基板を使う場合はこの基板への接続を全てハンダ付けでやる手間を要するのが大きな相違点となる。
文字と画像だけの説明ではイメージがつかない人のために作業効率を動画にしておこう。
一つのボタンしかチェックしていないが、実際はこれの繰り返しをするだけである。
逐一チェックすれば配線ミスにすぐに気付ける。全部配線終えてからチェックすると楽だがミスがあったときに間違えた場所を探すのが少し大変になったりもするので、どちらを取るかはお好みで。
動画で説明したように動作チェックの際は、ゲーム機に接続してもよいがPCでも出来る。
コントロール パネル\ハードウェアとサウンド\デバイスとプリンターを開きコントローラーアイコンを右クリックし「ゲームコントローラーの設定」→「プロパティ」をクリックでボタン動作確認画面を開ける。
天板作りやサブ基板の取り付けなど他の工程については過去記事を見ていただければと思う。
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