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iPhone発売から10年経ったこともありコンシューマハードに負けないほどにゲームアプリは充実を見せています。
標準状態ではゲームに使えるボタンがないためにタッチ操作でしか遊べないのがスマホアプリの弱点ですが、それを補うために外部コントローラーを使う選択肢があります。


画面を指で隠すことなく複雑な操作も可能とするコントローラーでの操作は非常に良いものなのですがそこに至るまで、要するに購入するに当たって本記事を見ておいてほしいです。

各社がこぞってスマートフォン向けに類似品のコントローラーを出す中で最低限覚えておくべき知識があります。

それが「iCade」と「Mfi」という2つの仕様。

どちらもiPhoneに対応しており有線またはBluetooth接続で動かすことの出来るコントローラーなのですが共通点はそこまでで内部仕様には大きな違いがあります。

まずiCadeとはキーボードプロファイルで動くコントローラーのことを指します。
これでも動かせるゲームアプリはわずかにあるんですが本当に僅かでコントローラーを使えるというアプリの中でも9割以上のアプリに非対応になっています。(対応ゲームはおそらく30個もない)

困ったことに100%のアプリで使えないわけではないため、製品ページのアピール文ではiOSに対応!などと謳っていますので知らずに買ってしまう人が多いのです。

製品例⇛FC30PRO GAME CONTROLLERの商品ページから
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良識あるメーカーなら一応、iCadeうんたらと書いてくれてるんですが、これも仕様の意味を知らない人にとっては実に無意味なので効果は薄いですね。

では逆に良いところはないのか?というと、ちゃんとあります。
マルチハード対応、ほとんどのiCadeコントローラーがAndroidにも対応しています。ものによってはSwitchやMac,Windowsにも対応しているので幅広く使うことが出来ます。なのでiPhoneで使うこと以外を目的として購入する場合にはオススメできるものが結構あったりします。

またAppleの審査なしに発売できるために値段が安価というメリットもあります。ゆえに安いので済まそうとして間違って買って★1レビューで使えませんでしたゴミですよこれ(笑)なんて投稿してしまう、うっかりiPhoneユーザーが時々出て迷惑を掛けたりしています。

そうしたiCadeコントローラーと相反する存在であるのがMfiコントローラーです。
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iCadeコントローラーの利点・欠点が丸ごと反転するかのがごとき仕様になっています。

まず、対応しているゲームの幅が広い。GTAやFF、聖剣伝説、ストリートファイター、モンハン、メタスラなど多くのゲームに対応しています。コントローラー対応を謳っているゲームで使えないことはまずありません。

そしてMFiは、アップル社がキー配置などを定めたガイドラインに準拠し、かつAppleの審査と認証を受けたコントローラーなのですが、その関係でAppleに収めるべき権利料やロイヤリティが発生しているのか値段は高めに設定されています。安いのでも基本的に定価は7000円以上がほとんど。
値段が高いから良いものに仕上がっているかと言うと、もともとゲームメーカーではないところから出ているものも多く品質はバラバラ。ここに関してはレビュー評価などを参考に吟味していくのが良いと思われます。

また対象ハードも基本的にiOSのみに絞られて他で使えないことが多いです。多分マルチハード対応はないんじゃないかな。

iPhoneやiPadのゲーム用にコントローラーを買おうっていう人は基本的にMfi対応コンを買いましょうと言ってオススメしたいところなのですが、Bluetoothを使わずLightning端子につなげるドッキングタイプのMfiコントローラーは形状の関係で対応ハードが絞られているので注意しましょう。
例えば私が以前購入したロジクールのMfiコントローラーは5/5S/SE/Touchのみ対応で6~8/Xなどには非対応になっています。
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コントローラーの見た目ではMfi認証を受けたコントローラーか、icadeのみの対応かなど全く判断できないので製品ページの仕様一覧で対応状況を見ましょう。Android対応と書かれてたら基本的にMFIではないので敬遠するのが無難。
「MFI コントローラー」などで検索して上位に出てきているものを買うのがオススメだと思います。

どちらにも利点と欠点があるので自分の使い方に合う方を間違わずに選んでいくようにしましょう。