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目的もなく、秋葉原の電気街を放浪して、
馴染みの店に顔を出し、掘り出し物がないかチェック。

店長に「Xperia Zが最近欲しいんだよね~、パープルカラーのが
入ったら安く頂戴な♪」的なことを話しておいたためか
ショーケースにあったZを持ってきてくれた。

23日にXperia Z1がでるこの時期に型落ちの下位互換である
Zを買うのはどうかとも思うんですが、なんと1万5千円で良いという店長・・・

「絶対なんかあるでしょ。赤ロム?」と聞いたところ・・・・
店長「判定○なんだけどSIMが使えないんだよね。アダプタ噛んじゃってるみたい」
とのことで、SIMが使えないスマホなんて、劣化iPod touchみたいなもので
自力修理できるならお買い得だよとのことだそうで、

ひとまず、相場を調べてみることに・・・

先月の頭あたりに調べたときは、4万強だったはずだが
最近では3万弱に落ち込んでいる様子。
やはりパープルは人気色のためか白黒より2000~3000円程度高い。

付属品も保証書もないので、クレードルは買い足さなくちゃいけないし
docomoの修理サービスにも頼れない。
悩みに悩んだ2分間・・・・(笑)

買ってしまいました。
保護シールが表裏面に貼ってあり状態はそこそこ良い。
約半額で買えることを考えれば安いしな(リスク大ではあるが)

スマホの分解は工具は持ってるけど初めて。
幸いにも分解動画がYoutubeに上がっていたので
殻割りすることは苦労しながらも一応出来た。


ちなみにSIMアダプタ詰まりというのがどういう状態で起きてしまうのかというと
ほぼ全スマートフォン&ガラケーにおいて、Nano SIM、microSIMの登場により
サイズの互換性を持たせるために被せるためのアダプタのみを
SIMなし状態で差し込んでしまうと起きる現象である。
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SIMをマメに入れ替えて使う人なんかが稀にいて、
小さいだけに亡くしたりするのを恐れて、
「いつでも使えるように入れとけばいいじゃん。私って頭良い♪」
と要らん勘違いをして指してしまうとSIMを読み込み金具が
SIMアダプタに引っ掛かり画像のように取り出せなくなる。
強引に引っ張って取り出すと、金具が変形し画像下部のように
無残な姿になるというわけだ。
(ちなみに管理人も一度これでガラケーS001をぶっ壊した。
ペンチで引っ張りだすという荒業に出たのが敗因だった。)

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画像の通り、分解は一応出来たのだが
SIMトレーに行き着くには、よく分からない
金属トレーで覆われた部分を更に分解しなくてはいけないという
作業が待っていた。
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この部分の分解は動画にないため、素人の私が手を出すのは
危険と判断し、別の手段を試みた。

分解により、外装部分よりSIMスロットの隙間が見えるようになり
3mm程度の隙間が見えた。
ここに強引にnano SIMをぶちこみ、金具を押さえつけよう作戦である。

なんとか無事にSIMアダプタは摘出することが出来、フル分解した
Zを組み直し、再起動・・・。なんとか無事に起動。

カメラも、イン・アウトともに問題なし・・・・。

最後に全所持者及び店員の手により、SIMスロットが損壊していないかの
チェック。強引に引っ張っていた場合、金具変形が起きていて
読み込めない可能性があるから、この部分のチェックをクリアしてくれないことには
今までの苦行は意味がなかったことになってしまう。

ちょうど、docomoのZetaを使っていた友人が遊びに来たので
SIMを借りて、テスト・・・・。

番号読み込み・・・OK。
データ通信・・・・3G・LTEともにOK。
SIMスロットの違和感・・・多分ない・・・。

本当はこの分解動画をアップしてくれている所に
持ち込み修理してもらうのが、簡単だったのだが
なんとなく自分でやってみたい気持ちと
ケチ心で今回はやってみました。

後日SIMロック解除をdocomoショップで依頼して
SoftBankの契約SIMを差し込んで使う予定。
何故か他のシリーズのスマートフォンと違い
ZだとSoftBank SIMでテザリングを通話も問題なく
行えるそうなので不便はなさそう。

結論。
何が言いたかったかって言うと
SIMアダプタだけを挿すのは絶対にやっていはいけない!

もしやってしまっても、力で引っぱり出さない。
自分または業者の手により分解して優しく取り出すか、
隙間に余裕があれば、SIMを差し込んで金具を押さえつけよう作戦で
対応しましょうということです。