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マニアの間では未だに人気を博しているPSP goに物理改造を施してみます。

PSP goには内蔵メモリが16GB最初からあるので、メモリーカードなしでもそこそこ出来る子なんですが、やはり空きスロットがあるならそこも活用していきたいのがガジェッター魂。

ただ普通のPSPとは違いgoにはM2メモリという特殊な規格のものしか取り付けることができません。
M2メモリが使いやすいものだったらまだ良かったんですが、汎用性ないし、どんなにお金を出しても上限16GBのものしかないわ、値段は5000円以上して高いわで良いところがないというね。
今は多分対応製品でなくなったのかな?悪しき独自規格の1つでした。

そこを改善してくれるModパーツがこれ。
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M2 Dummy Adapter FPC for PSPgoです。
 Original Game Accessory Shop "K"にて販売されています。


これを使うとPSPと同じメモリースティックDuoを取り付けることができるので、おなじみのmicroSD変換アダプタとコンボを決めれば、低価格大容量のメモカを取り付けることができるんです。

ということで激安の変換アダプタを買い足しMicroSDは余らせてた32GBのを2枚使っていきます。

準備も終えたところで、いざ取り付け!

ダミーカットアダプターを取り付けるため、メモカ(ここでは変換アダプタ)の加工を最初にやります。読み込みのために接触する金属端子部分の柵状になってる部分をマイナスドライバーで弾いて外して平らに貼れるようにし、付属の両面テープを使ってフレキをメモカに貼り付け、反対側をgoに差し込みます。
貼り付けが甘いと読み込まれないのに動作確認しつつ、張り直しやテープの押し付け作業を繰り返します。
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読み込めてれば成功。当然このままだと実用に耐えないので本体内部に収納させます。
本体裏と側面にあるネジを外し分解していきます。
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PSPgoには特殊ネジは使われておらず、プラスドライバーで側面と裏面あわせて6本のネジを取るだけでバラすことができます。
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折りたたんでマスキングテープで固定。
このまま蓋を閉じれば完成ですが、メモカが入った分、組み直したときにすこし浮いてしまうので
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蓋の方の裏面にある柱になってる部分をドライバーなどで押して折ってゴリゴリと少しづつ削って加工してから閉じましょう。(写真は取り忘れてたので、二回目に挑んだ黒のやつを撮影)
※ちなみに詳細な取付解説は商品HPのPDFにも書いてあるのでそれを真似ればかんたんです。

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32GB x 2枚を差し込んだ変換アダプタをしっかり認識してくれています。
固定後、蓋を閉じる前に読み込めてるか再確認するのがオススメ。閉じてから接触の悪さに気づくと二度手間に。

取り付け後の感想
本来、アホみたいに高い純正の2~16GBのM2メモリでの増設しかできないところを上限突破してやった感があって気持ちいい。
これで録画したtorneの動画やPCで変換した映画などをたっぷりと移して楽しむことができそうです。

ただ、デメリットもあって、起動時やスリープ復帰時にメモカのデータを使う使わないに関係なくスロットへのアクセスがあるせいで読み込み待ちの操作不能時間が数秒発生する模様。
これに関してはSONY純正のM2メモリでも読み込み待ちが起きることを確認したのでPSPgoの仕様みたい。慣れたら気にならなくなると思うが無駄な時間が発生してるのに変わりはないので、特に大容量を必要としてない人は本体内部メモリの16GBでやりくりして楽しむ方が良いと思う。

取り付け後は普通のPSPみたいに気軽にメモリの取り外しができなくなるけど、goをPCにUSB接続すればメモカと本体メモリ両方に同時アクセスできるのであまり気にしなくても良さそう。
本体メモリにtorneの番組書き込みしてると、フラッシュメモリの寿命を縮めてるんじゃないかなーと少し不安に思うところがあったので、この負担をSDに押し付けられるなら結果として、よりgoを長く使っていけるのではというメリットもある。

フル分解するわけではないので難度は低め。特殊な工具も必要としないので費用もさほどかからないので気軽にできます。

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