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今までアーケードスティックやパッド向けの変換器/コンバーターを出していたBrook社が満を持して投入した、マウス&キーボードにも対応した「Brook Sniper」を先日発売しました。
果たしてその実力はどんなものなのか一挙解説。

このBrook Sniperを使うことで各種家庭用ゲーム(PS4/PS3/XBOX ONE/360)にて、本来非対応のキーボードやマウス、ゲームパッドコントローラーを扱うことができるようになります。
類似製品も多いので、「Brook Sniper」ならではの強みをまずはご紹介
◆専用のスマートフォンアプリによりPC要らずで細かな設定が可能!
◆認証用のコントローラーが不要。コンバーター本体だけがあればOK!
◆ヘッドセットポートを搭載!
◆変換によるラグは限りなく小さい
などなど光る点が多いです。

「CronusMax」や「Cross Hair converter」との比較表はこちら。
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恒久的なアップデートが行われるとのことですが、これはPS4本体のアップデートなどの際の仕様変更に合わせてBrook社が後日対応させる形で配布されるものと思われます。
またコンバーター自体に対する機能追加などもあるかもしれませんが、基本的には届いた時点で最新のファームウェアが適用されているので、届いた際はそのままPS4に挿して使うことが出来ます。


では実際に使ってみるとしましょう。

1、コンバーター前面ポートに、使う予定のキーボードとマウスを挿しましょう。
ゲームコントローラー(エリコンやDS3など)の場合は背面ポートに挿して使います。

2、Brook Sniper専用アプリを手持ちのタブレットやスマートフォンにインストール。
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◆iOS向けはこちら
◆Android 向けはこちら

4、コンバーターをPS4に指して通電後、アプリを起動しペアリングを行います。
この際の注意として、アプリをインストールしたデバイスのBluetoothをONにしておくこと。
また、デバイスが必要要件のBluetooth4.0の規格に対応しているかをしっかり確認しておきましょう。
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ペアリングしたデバイスを横においておけば、このような状態でリアルタイムにキー設定やエイム感度の調整を行うことが出来ます。
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設定用のプロファイルはハードごとに作ることが可能です。
下部のロードボタンで適用し使用します。
削除する際は横にスライドタップすればDeleteボタンが現れます。
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マウスとキーボードの設定画面。
キー変更したい場合、アプリ上で該当キーを一度タップした後、実物のキーボードの方でキーを押せば変更されます。
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1つのキーに複数の入力や、連続行動を割り当てる”マクロ機能”の設定もアプリ上からハード別に行うことが出来ます。
参考動画◆SNIPER instrustional videos-MACRO setting

マクロもマウス&キーボードもプロファイル名には日本語を使うことが可能でしたので多数登録する方は分かりやすい名前に変更しておくと良いでしょう。

これらの設定はゲーム画面を起動しながら、自分好みに微調整をしていきましょう。
参考動画◆BROOK Sniper instruction video config setting

設定を済ませた後は、アプリ要らずで遊べるようになります。
パッドユーザー達と差をつけて無双できるようになることでしょう。


なお背面にあるゲームパッド用のポートを使用した検証ではアケコン(ファイティングエッジ刃EX)は使用できませんでした。
一部報告ではアケコンも可能だったと聞くので、アケコンについては対応にバラツキがあるのかもしれません。

パッドコントローラー/キーボード/マウスの対応状況については一覧表が公式サイトにて公開されているので、そちらを参考にすると良いでしょう。
◆対応表
対応表にないものでも稀に使えない物がありますがほとんど対応しているようです。

一通り試してみて、やはりリアルタイムなセッティングが行える点に加え、認証用のDS4接続が不要で配線がスマートになる点は大きく、また近い機能を持つXIM4よりも値段が安いのが良いところでした。

1つ欠点を挙げるならば、設定にアプリが必須である点でしょうか。
PC用から設定できるソフトは配布されていないので、対応したタブレット・スマートフォンを持ってないユーザーは困るかもしれません。設定の時だけ友人や家族に少しだけ借りて済ますなどで解決することも出来ますので無理に新しい端末を買う必要はないと思います。

総合的に見て、これより優れたコンバーターはないなと断言できるほど素晴らしいものでした。
現在、Amazonでは在庫切れのようですが3月10日に再入荷が行われるようです。



蛇足として
格闘ゲームに実装できないものかと考えて使ってみたんですが、登録できるマクロが3工程までだったので、1ボタンで使える真空コマンドや瞬獄殺は登録できませんでした。
※簡易入力を使っても4~5工程必要なため。

とはいえ、キーボードで操作できるのは面白いなと思い、キーボードアケコンをハンダ付けして頑張って作るぐらいだったらこれでもいいのかもと一瞬思いました。
ただ多くの大会規定でマクロ搭載コンバーターは使用不可認定を受けることが多いので、公式大会に出ることを考えたらやっぱり自作しないとなーと。