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「ThinkFree てがるオフィス」(てがるオフィス)は、Web上でオフィス計のファイルを扱うことのできるサービスだ。会員登録が必要だが無料で利用可能だ。Webブラウザ画面上でオフィス文書を作成し、複数のユーザーでそれを共有できることや、ブログなどに公開できる。GUI(画面の見た目)やメニューまでもMS Officeに似せている。

公開されているサービスは、文書作成の「ThinkFreeてがるワープロ」、表計算の「ThinkFree てがる表計算」、プレゼンシート作成の「ThinkFree てがるプレゼン」の3つだ。

ファイル形式はMS Officeの97から2003までの*.doc, *.xls, *.pptに対応する。

データを保存できる容量は1GB。


実行環境を整える上で注意すべきなのは、JRE(Java Runtime Environment)バージョン1.5以上が必須ということだ。これはJavaアプリケーションの実行環境で、WebサイトからモジュールをPCにダウンロードし、インストールしておかなければならない。

Webブラウザによっては、これが必要になった時点でダウンロードの許可を尋ねるダイアログが表示される場合があるので、そのときは「許可する」をクリックしていただきたい。なお、モジュールの容量は100MB程度あり、てがるオフィスの作業領域としてさらに200MB以上のハードディスク領域が必要となるなので、あらかじめ空き容量を確認しておこう。

また、てがるオフィスを 実行する場合は、Webブラウザでのポップアップとアプレット実行を「許可」に設定する必要がある。。


てがるオフィスを利用するには、あらかじめWebサイトにアクセスして、ユーザー登録をしておく必要がある。

このとき、Webブラウザが対応していれば「セキュリティモードで登録」にチェックを入れてから「利用規約に同意して登録する」をクリックするようにしよ う。手続き後、登録したアドレスにメールが届くので、それに記載されたURLにWebブラウザでアクセスするとユーザー登録が完了する。

ア クセス後は、既にログイン済みの状態になっている。 ここから新規文書の作成を開始できる(New Documentなど)。それ以外に、フォルダの作成(Create a New Folder)、データのアップロード(Upload)などの管理機能を持つ。また、文書を共有したいユーザーを招待(Invite Friends)するためのメールを作成・送信することもできるようになっている。

データや操作画面の互換性、日本語対応の程度といった点を心配するだろう。それを見極めるには、新規文書を作成してみるのも良いが、既に作成済みの文書ファイルをアップロードして、表示の具合を確かめるほうが手っ取り早い。

そこで、実際に文書ファイルをアップロードすることにした。「Upload」をクリックし、アップロードするファイルを指定する。アップロード可能な容量は10MBまでということに注意しよう。

UPLOADをクリックするとアップロードが開始される。ファイル名に全角文字が含まれていてもきちんと画面に表示されるので安心して利用出来る。